『メーカースペース』にアートを取り込んでみよう

『メーカースペース』にアートを取り込んでみよう

ここ数年にわたり、算数(数学)や科学(理科)などの主要科目へのアートの活用 の利点について頻繁に議論されています。またSTEAM などの教育カリキュラムが、問題解決能力や知識保持の促進にとっていかに重要かということにも焦点が当てられています。そんな中、今回はアートとメーカースペースとを組み合わせることについて考えてみます。
※STEAMとは:SCIENCE(科学)の「S」、Technology(技術)の「T」、Engineer(工学)の「E」、Mathmatics(数学)の「M」に重点を置いてその頭文字をとった<STEM>に、Art(芸術/アート)の「A」を加えた教育コンセプト。

『メーカースペース』とはいったい?

メーカースペースのというのは、学生たちなどが自らの手を動かし、ハンズオンでクリエイティブな作業に携わるための研究室、実験室のようなもの。歴史や地理学といった主要科目にとどまらず、科学から数学、修理技術や機会工学まで、幅広い科目にも没頭しながら、デザイン、開発や組み立てる能力を磨けるのです。

折り紙の車たち by りひと (Japan)

折り紙の車たち by りひと (日本)

 

良質のメーカースペースというのは、学生が幅広い材料や課題に取り組み、能力を発揮できるようにしつらえてあるもの。たとえば、ただ端末の置いてあるコンピューター室というだけではメーカースペースにはなり得ないわけで、美術用の材料や素材を揃えたり溶接や木工、織物の道具や粘土などを取りそろえておくと、いろいろなモノ作りの新たな方法を発明し、探求したり追求する欲求が湧くのです。メーカースペースは未就学児から大人まで、また予算が限られていても潤沢にあっても作ることが可能です。そこに設置する物は、画用紙や木のブロック、フェルトや糊といった工作用品から、ロボット工学やデジタルデザインができるツール、それに 動的な機械、織物から木工用具まで、幅広く選べます。まずは、受け持っている生徒たちのポテンシャルを最大限に引き出すことを視野に入れたうえで、自分のクラスのメーカースペースを設計することが重要です。

 

受け持っているクラスのメーカースペースにアートを取り入れるには?

アートを取り入れるのは、考えているよりもずっとたやすいことかも知れません。まずはクレヨンやマーカー、絵の具、パステルなどの画材や粘土といった美術用材料を準備します。生徒たちが立体的なモデルを制作しているのであれば、色づけや飾り付けまでをやってもらいましょう。例えば、木材を使って太陽系のモデルを作っているとすれば、色塗りは生徒たちに任せてみましょう。抽象的なイメージでも、実物に近い色合いでも、それは生徒たちの自由に。あるいはロボットか何か動く機械を作るのであれば、まずはデジタルのデザインに取り組んでもらい、それを3Dプリントで抽出したり、別の素材であとから再現してみる、など。

I nostri amici fantastici (Italy)

I nostri amici fantastici (イタリア)

 

往々にして忘れがちなことですが、そもそもアーティストは誰もがメーカー(=作り手)なのです!ふさわしいツールと環境さえそろっていれば、生徒たちは自分の好奇心や創造力をかき立て、感動する心を深め、そして何よりも、作業に取り組むことを心から楽しめるのです!

手始めに、メーカースペースを楽しくするアイディアをいくつかご紹介しましょう:

Alechim's Robot by Cristiana Zambon (Italy)

Alechim’s Robot by Cristiana Zambon (イタリア)

 

自分だけのインタラクティブ・ブックを作る

Makey Makey というツールを使って、インタラクティブ・ブック を作ってみましょう。まずは、授業で扱っているストーリー(歴史ものでもいいし、文学作品でもOK)を出し合ってみます。そこから選んだストーリーや作品をScratchのようなデジタルツールでプログラミングします。次に、画用紙などにストーリーを描き、飾り付けもおこないます。グラファイト(黒煙)やアルミテープなど、Scratchを起動させるための導体を作成したブックに貼るなどし、最後にMakey Makeyと接続すると、お話に命を吹き込むことができます!

 

コーヒーの空き袋をリサイクルして「そろばん」を作ろう

いまとなっては、時代も移り変わり、そろばんを教室で見かけた思い出のある先生方も少なくなったことでしょう。しかし、だからといって古典的な「数え方」を教えてくれるツールをないがしろにする必要はありません。ご近所のコーヒーショップからもらうか、あるいは自分が購入したコーヒーの空き袋をとっておくなどして、リサイクル、いや、アップサイクル(=リサイクルしたうえで付加価値をつける)でコーヒー袋からそろばん玉(英語サイト)を作ってみてはいかが?作ったそろばん玉は、木や竹の串に刺し、あとは細長い木の板やご自分のメーカースペースにあるそれらしい材料に玉つきの串を刺すか糊付けすれば完成です!

 

ご自分のクラスでも、世界のみんなに自慢できる、披露したいようなメーカースペースプロジェクトはありませんか?専用のギャラリーを作成して、ぜひCreatubblesで共有してください!

Creatubbles™ is the safe global community for creators of all ages. Save, share, discover and interact with multimedia creativity portfolios

Sign up to Creatubbles

Creatubblesとは、すべての年齢のクリエイターが使える安全なグローバルソーシャルプラットフォーム。あらゆる種類の作品を保存・共有・発見し、作品を通して交流しよう。

Creatubblesのアカウントを作成

Creatubbles ™ è la comunità sicura e globale per i creatori di tutte le età. E' lo spazio ideale, adatto a bambini, famiglie e insegnanti, per salvare, condividere, scoprire e interagire con portfolio creativi e multimediali.

Crea il tuo profilo