CreatubblesとMinecraftでつながるクリエイティブな世界

By | 2017-08-16T12:06:47+00:00 October 22nd, 2016|クリエイター向け, マインクラフト関連, 保護者向け, 先生向け|

学校が休みに入ってしばらく経った八月初旬。あるグローバルな活動を推進する一環として、ここ、イタリアはアッルミエーレの町の小さな学校で行われた素晴らしい体験に思いを馳せる私がいた。その体験とは、数キロ圏内の近隣の人たちだけではなく、海外の学校をも巻き込むイベントで、互いに自分たちが学校の授業で制作した作品を披露する、というものだった。 児童たちに課せられた課題とはこうだ ―つまり、自分たちの居住する地域の有名なランドマークなどに焦点を当ててアート作品を作り、それらを大陸も異なり、地球の「向こう側」に住む人たち、はたまた四方を海に囲まれた小さな火山島に住む人たちに披露しよう、というものだった。『ハワイからアロハ!』 ― そう記された海外からのメールのあいさつ文を読み上げたときの、驚きに満ち、目を輝かせた児童たちの顔は、今でも私の記憶に焼き付いている。 使用したのは、ブロックを積み上げたりしながら冒険を繰り広げる『マインクラフト』というゲームと、あらゆる年齢のクリエイターが利用できる安全かつグローバルなコミュニティプラットフォームの『クリエイタブルス』だ。 その夏は平和に過ぎて行った。H-Farm(イタリアで創設された、デジタル関連事業やサービスの起業や研究を推進する団体。歴史的な美しい農地にその施設を擁する)の美しく素晴らしい環境に身を置き、コーディングの学習や、マインクラフトを使ってクリエイティビティを磨き上げることに何日間も勤しむことができた。 一方、この頃子どもたちを夢中にさせていたのは、マインクラフトとクリエイタブルスMOD(データ改造や機能追加などのための追加データ)だ。 その組み合わせを使って子どもたちは、せっせと自分たちが実際に物理的に創作したものをマインクラフトの世界に取り込み、そして、それらを使って自分たちが築いたマインクラフト内のバーチャルな創作世界をさらに発展させていくのだった。 八月中旬に差しかかったころ、とあるメールを受信した。東京の早稲田大学が子ども向けのマインクラフトイベントを開催するという。そこで、子どもたちが世界とつながれるワークショップがしたい。 Minecraft and Creatubbles Mod, さぁ、盛り上げていこう! その翌日にはさっそく仕事にとりかかった。小林潤一郎教諭とクリエイタブルズのCEOのポール・グリーンバーグ氏とともにマインクラフトの世界に身を投じ、アイディアを出し合った。それらのアイディアを形にするには、24時間もかからなかった。 イベント自体は、最初のメールを受信してから10日後の開催となった。イベントに参加してくれたのは、オーストラリアの教師数人とその生徒たち、そして遊びを通して異文化間交流を推進するイスラエルの団体『ゲームズ・フォー・ピース(Games For Peace)』の面々。 イベントの開始時間は住む場所によってまちまち ―日本は午後3:30、オーストラリアは午後4:30、イスラエルでは午前9:30でイタリアなら午前8:30。(米国中央の)ネブラスカ州からログインしたジェイソン・ウィルモット(今回のビデオを収録し、映像をまとめてくれた)にとっては、残念ながら午前1:30の開始となってしまった。 多くの日本人の子どもたちがSkypeで出迎えてくれた。私の子どもたち、ベンデッタとアンドレアは先生のアリシアといっしょに「オハヨウ ミンナ」、「Good Morning」などの挨拶を交わした。 どの子どもも、自分の作品を披露することに大はりきりで大興奮!全員の接続を確認し、さっそくルーブル美術館を模したバーチャルな空間にみんなで移動すると、そこには何も飾られていないむき出しの壁が広がり、参加者の作品が展示されるのを待っていた。作品のフレームを選んでからマインクラフトで作った名札と説明書きを取り付ける。そうして各々の「アーティスト」たちは、互いの作品に見入り、賞賛するのだった。 アリシアの手助けの元、そのバーチャル・ルーブルの外側には世界各国の旗を何枚もあしらったインターナショナルタワーをみんなで協力して作り上げた。娘のベンデッタとアンドレアはさらにそこに巨大なマリオ(スーパーマリオ)のピクセルアートを付け足した。先日、2020年に開催予定の東京オリンピックを紹介するにあたって安倍首相が採用した、これぞ真のジャパニーズ・アイコンだ。 百聞は一見にしかず ― ぜひこの動画を見ていただきたい。 https://www.youtube.com/watch?v=RpBaLx_8lro マインクラフトとクリエイタブルズMODを組み合わせれば、子どもたちのクリエイティビティはとどまるところを知らない。